FXを語る上で、証拠金の説明は欠かせません。商品を買う場合には、品物を受け取る時点でお金を支払います。 為替取引も銀行間取引では決められた期間(通常は2営業日後)にお金とお金(外貨)を交換します。しかし、この外国為替証拠金取引では、実際に資金を移動せず、ポジションを清算する時点で生じる売買損益金額分のみを差額で決済します。 売買損益金額分のみの取引は一見便利なようですが、ここで問題が生じます。もし損失が拡大し、お金が払えない投資家が出たらどうなるでしょう?そんな事になったら、信用のもとに行なわれる取引が成り立たなくなってしまいます。 「証拠金」とは、そのような問題を解決するために「投資家から予め担保として預かるお金」なのです。預けたお金を担保としてお金(外貨)の売買を行なうと聞くと、ちょっと不思議な気持ちになられるかもしれませんが、実際に預ける証拠金は取引額の1/10から1/20の金額(担保)で売買が行なえますので、たいへん資金効率がよいことになります。 恐らく「証拠金」というネーミングは、その昔、取引を行う際に本当に取引できる資金力がある人なのかを「証拠」として見せるために差し入れていたところから来たのではないでしょうか。 この「証拠金」には様々な名前があります。最低証拠金(当初証拠金)とか必要証拠金、維持証拠金。初めての方は「えっ、何それ?」と思われる方もおられるでしょう。 この証拠金を詳しく説明すると、数種類に分類できます。その内の「最低証拠金/当初証拠金」とは、取引口座を開設する際に最低預け入れなければいけないお金です。「いくらから口座開設できます」という宣伝を見た方もおられるかと思いますが、その金額が「最低証拠金」または「当初証拠金」にあたるのです。 |